検索エンジンの歴史

1995 年 アメリカでヤフーとアマゾンが設立された。Windows95 のリリース共に、日本にとってもインターネット元年となる年だった。検索サービスは、登録型のディレクトリサービスが中心で、アメリカで 12 月にようやくAltavista が登場、フルテキストサーチがお目見えした。

1996 年 いよいよ日本でヤフーがサービスを開始した年だがインターネットの検索市場に動きが少ない。検索エンジンはインフォシークが登場。徐々にロボット型の検索エンジンが登場してくる。一般人はヤフーを使って、通は Altavista や infoseek といった海外のロボット検索エンジンを使った。

1997 年 この年、goo がサービスを開始、同時に楽天もサービスをスタートした。やがて楽天は時代の寵児になるわけだが、この時期にそのことを予感した人は少ない。なんと検索のテクニックを競う検索の鉄人なる企画が催された。それだけ検索結果に思うような結果を出すのは難しかったといえる。ちなみにこのときの鉄人大会の委員長は舛添要一氏。

1998 年 この年スタンフォード大学の二人が Google を設立する。当時この小さな会社がやがて検索の市場を凌駕することを知る人はいない。日本では、ヤフー、MSN、インフォシーク、goo、エキサイト、ライコス、フレッシュアイが出揃い 90 年代後半のポータルサイトのメジャープレイヤーが出揃った。goo がヤフーと提携。

1999 年 ネットバブルが膨らみ、ソフトバンクがナスダックジャパンの設立を発表、日本のヤフーの株価は 1000 万円を越えて上昇し続けた。検索サイトの周辺でも盛んに買収劇が演じられた。携帯のインターネットサービス、i モードが発表された年でもある。

2000 年 21 世紀を目前に控えドットコムバブルの頂点を経験した年。いよいよ、Google が本格的なプレイヤーの一角を占め始める。米ヤフーが Google を採用し、日本語サービスも開始された。Google の登場でロボット検索の質が飛躍的に向上した。私たちECジャパンの前身となる2つの会社もこの年に設立され、インターネットは激動期の扉を開けた。

2001 年 ECジャパンがジェフルートと出会い、日本で SEO サービスを開始した。それは日本市場でのGoogle 勃興期と同期する。ヤフージャパンの検索サービスは、goo から Google に切り替わり、突然Google からのトラフィックが目立ち始めた。この年、ヤフー BB が開始される。

2002 年 ヤフー BB が日本のブロードバンドを変えて、インターネットは日本の家庭の何でも検索マシーンになった。検索エンジンマーケティングが市場を形成した年。Google の AdWords 広告と Overture の Pay for Performance が日本でも開始された。ナスダックジャパンが撤退するなど、ドットコムバブルは終焉を象徴するIT不況の年だったが、検索エンジン市場の淘汰が明確になり、周辺ビジネスは活気を帯びてきた。

2003 年 goo、infoseek がそれぞれ検索エンジンとして Google を採用することが決まり、事実上日本の検索エンジンが消えた年。SEO サービスが本格化し、ジェフのコラムも大人気。 Google、ヤフーの2強時代が明確化した一方で、様々な買収劇がおき市場の地殻変動の音が聞こえるような年になった。ヤフーの検索サービス障害が、朝日、日経など一般紙でニュースとなり、検索することを「グーぐる」と言う人種も登場した(?)。

2004 年 2004年はGoogleのIPOが話題になった年。マイクロソフトも新しい検索サービスのアナウンスメントを行い、Google、ヤフー、マイクロソフトが3つどもえのバトルに入っていく。米国に引き続き、日本ではヤフーとGoogleの提携が解消され業界地図が少しゆれた。YST(Yahoo! Search Technology )

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