グーグルがYouTubeで世界戦略!?10年間行った意外な方法とは?

今回は、「グーグルがYouTubeで10年間行った世界戦略」についてお伝えします。実は、検索エンジンとしておなじみのグーグルがYou Tubeを使って、ある世界戦略を行っていたのです。「グーグルが何かしていたと気づかなかったけど?」という人もいるかもしれません。しかし、多くの人はグーグルが行った世界戦略の影響を受けています。

どんな世界戦略かを知れば、「なるほど!」と納得すると思います。

1.そもそもグーグルってどんな企業?歴史を解説

そもそもグーグルってどんな企業なのでしょうか。グーグルというのはアメリカに本社を構える企業です。当時、スタンフォード大学で学生をしていたセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジが1998年に立ち上げた企業で、今や世界を代表するIT企業です。

検索エンジンとしては、Yahoo!JAPANについで、国内で2番目のシェアを持っています。

主な収益はどこから上げているかというと、アドワーズと呼ばれる広告から売上を上げています。グーグルに広告を出すときにグーグルにお金を払いますが、そのお金がグーグルの収益源なのです。

ちなみに、社名のGoogle(グーグル)はGoogol(グーゴロ)を代表のラリー・ページが綴り間違いをしたことがはじまりです。Googolとは10の100乗を意味する単語。たくさんの情報を取り扱っていることをアピールしたかったようですが、ドメインを登録する際にスペルを間違ったようです。日本では、2000年からサービスが開始されました。

 

2.You Tubeはどんな企業?歴史を解説

You Tubeはどんな企業なのでしょうか?「You Tubeとググールって関係あるの?」という人や「You Tubeはグーグルが始めたサービスじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、You Tubeは最初、グーグルとは関係のない企業でした。You Tubeが最初にできたのは2005年です。まだ、10年ちょっとしか経っていないわけです。

YouTubeはPayPalで働いていたチャド・ハーリーという人が仲間を集めて作ったのですが、作ったきっかけは、撮影したパーティーの動画を友達にカンタンに共有できればいい。と思ったことがきっかけだったそうです。

サービス開始直後は、人気番組が投稿されていて、話題に。さらに、違法にアップされた動画も多かったようです。当時は人で不足で動画の削除が追いつかなかったのですが、逆にいろいろな動画が削除されずに残ったことで、利用者が増えたと言われています。

その後2006年にグーグルが16億5千ドルで買収をしました。設立から1年で買収されたわけです。

なお、2005年の当時はアップできる時間は10分だけだったそうです。今では、2時間の動画でもアップできるので、大きく進歩したわけです。さらに当時は、画質もあまり良くなったのですが、今はHDにも対応しているので、非常に綺麗な画質で動画を楽しめます。この10年でどんどん進化しているわけです。

ちなみに、You Tubeの社名の由来をご存知ですか?Youは「視聴者」を指していて、Tubeはただの「菅」ではなくて、「ブラウン菅」つまり「テレビ」を意味しています。なので、和訳すると「視聴者のテレビ」というニュアンスですね。つまり、「視聴者が番組を作って配信するテレビですよー」という意味が込められているのです。

 

3.グーグルがYou tubeで行った世界戦略とは?
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それでは、グーグルが行った世界戦略とはなんだったんでしょうか。

突然ですが、あなたはスマートフォンで動画を見た経験はありますか?多分、一度はあるかと思います。では、グーグルがYouTubeを買収した2006年当時を思い出してください。日本でiPhoneがソフトバンクから発売されたのは2008年なので、2006年当時はスマートフォンを持っている人はまずいないはずです。当然のことながら、スマートフォンで動画を見ていた人もいなかったはずです。

それでは、2006年にパソコンで動画を見ていたか?それを思い出してください。当時は、なかなか動画を見るという習慣が無かったと思います。

では、2006年にグーグルがYouTubeを買収してから何をしたか?それは、巨額の資金を使って、「人々に動画を見る習慣をつけさせる」それがグーグルの世界戦略だったのです。最初はアメリカ限定のサービスだったんですが、買収した翌年の2007年からは日本語を含めた9カ国の言語でサービスを展開したのです。

この世界戦略によって、人々はパソコンで動画を見るようになっていきました。さらに現在では、多くの人がスマートフォンを持っているので、スマートフォンで動画を見るようになりました。実際、現在ではテレビよりもパソコンやスマートフォンで動画を見ている時間の方が多いうデータがあります。もちろん、まだ40代、50代の人はテレビを見ている時間の方が動画よりも多いです。

20代に至っては完全に動画の方が多いです。30代にしても、どんどんテレビを見る人が減っているそうです。自分がほしい動画や音楽は、どこにいてもどんな場所でも手に入れたいですよね。放送時間の前にテレビの前に座ってわざわざ観るのではなく、スマホで自分がほしい動画を自分で見る。そういった時代になりました。

パソコンが登場しても、動画はテレビで見る時代がしばらく続きました。そんな中で、動画をスマートフォンやパソコンで見るという新しい習慣を作ったのが、グーグルの世界戦略。

 

4.成功するビジネスモデルに共通するUCGとは?

あなたはUCG(User Generated Contents)というものをご存知ですか?このUCGとはFacebookやYouTubeなど大きな成功を収めているサイトの原動力とも言えるものです。

なにかというと、(User Generated Contents)つまり「ユーザーが作ったコンテンツ」ということになります。FacebookにしろYouTubeにしろ投稿されているコンテンツは運営側が作っていないですよね。では、誰が作っているかというとサービスの利用者つまり、ユーザーです。テレビはテレビ局など運営側がコンテンツを用意しなければいけないので、人件費などの費用に巨額のお金がかかります。

それに対して、FacebookやYouTubeは利用者がどんどんコンテンツを作ってアップしてくれるので、コンテンツの制作費がいらないのです。しかも、利用者がどんどんコンテンツを出してくれるので、飽きにくいのです。

アメブロやニコニコ動画やTwitterなどうまくいっているwebサービスはこのUCGを取り入れていることが多いです。YouTubeは1分間に300時間の動画がアップされているというデータがあるので、まさにUCGをうまく使っている例です。

ただし、このUCGは利用者がいないことには生まれてきません。それに、利用者がせっかく動画を作っても見てくれる人がいなければ、作り手は作るのをやめてしまうでしょう。なので、世界中でYouTubeの利用者を増やして「人々に動画を見る習慣をつけさせる」というグーグルの世界戦略は非常に効果的だったのです。

 

5.グーグルの世界戦略の効果

最初にも述べた通り、グーグルは何で収益を出しているかというとネットに表示されている広告です。つまり、「検索をする人はお金を払ってください」というサービスではなく、「広告を出すならお金を払ってください」というサービスです。

そうなると、人がよく見る広告先を作った方が収益につながりやすいんですね。検索エンジンだけなら、検索結果の一番上や一番下または、画面の右側に表示されている広告だけです。

ですが、YouTubeを普及させてことによって、新しい広告枠ができたわけです。少しデータが古いですが、2014年でYouTubeだけで11億3000ドル以上の広告収入があったと言われています。現在は、動画に広告が表示されることが増えましたから、さらに高額な広告収入が発生しているでしょう。

 

私たちがいつの間にかYouTubeを利用するようになった背景には、「人々に動画を見る習慣をつけさせて広告枠を増やす」というグーグルの世界戦略が隠されていたというわけです。

 

続きの動画は、下記↓↓にあります↓

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